これまで町並み保全について話をさせていただいていますが、今回はちょっと違った視点でお話しできればと思っています。
私の住んでいる県には新幹線の駅から歩いて南に200mほどでフェリー乗り場がある「新幹線から海まで徒歩で行ける街」があります。おまけに、その新幹線の駅は白の石垣の上を通っており、駅の北側にすぐ城が建っています。駅から南の海にかけては高度経済期に作られた街が広がり、ほとんど人の往来がありません。
こんな駅前の街を過去の写真や文献から江戸時代の頃の風情ある町並みに再生することを私たちは「写真からの町並み復興」と呼んでいます。実際の事例はまだありません。このように、過去の写真からインバウンドのお客様にも魅力的な街並みを復興することも私たちの活動は支援したいと思っております。